洗濯機の汚れが気になったり、匂いが気になったりしたことはありますか?もしそのまま放置してしまうとカビが洋服に付着したり、ひどい場合は気管支や皮膚の炎症につながる場合があります。
とはいえ、洗濯機の掃除を自分でおこなうのはかなり大変ですよね。そこで本記事では、洗濯機のクリーニングの特徴と料金相場について解説します。
洗濯機のクリーニングの特徴
プロのクリーニングの違いとは
洗濯機のクリーニングは、きちんとやろうとすると素人には難しい部分があります。
例えばカビを取るために、オキシクリーンなどを使って洗濯機を掃除する方もいるかと思います。ところが、しっかり除去しきれないと、掃除後にしばらくの間、中途半端に緩んだ汚れやカビが出続けてしまい、かえって洗濯物を汚してしまうことになるのです。
一方、プロの掃除の場合は、市販の洗剤よりも強力な溶剤を使用するため短期間で汚れを分解します。さらに、高圧洗浄機や専用のブラシを使って汚れやカビを落とし切るため、掃除後から綺麗な状態で使うことができます。
購入後3年以上経っている場合はプロに依頼しよう
洗濯機のクリーニングは素人にはかなり難しい部類になるため、なかなか自分でやることは難しいことはお伝えしました。カビや汚れを根本的に落とすためにはプロに依頼する他ありません。
洗濯機のクリーニングをプロに頼むか自分でやるかの目安は「3年」と言われています。
購入から3年以上経過している場合は、自分ではなく、プロに依頼したほうが良いでしょう。
自分で掃除する場合は、汚れを落とすというよりも「メンテナンス」の意味合いが中心になります。「3年に1回プロに依頼し、3ヶ月に1回自分でメンテナンスのために掃除をする」というサイクルが良いでしょう。
ただし、3年経過していない場合でも、カビの匂いが気になる場合や汚れが気になる場合はプロに依頼することをおすすめします。
洗濯機のクリーニングっていくらくらいするの?
ここまで、洗濯機のクリーニングの特徴や、タイミングなどについてお伝えしました。ここからは気になるクリーニングの料金について解説します。
業者によっては、不当な価格を請求してくる場合もあります。きちんと相場を把握した上で妥当な料金を支払うようにしましょう。
洗濯機のクリーニングの相場は15,000円前後
結論からお伝えすると、ハウスクリーニングの相場は15,000円前後となります。
ただしどの様に分解して掃除するか、また洗濯機の種類によっても価格は変わってきます。
洗濯機の掃除方法と、ご自身の洗濯機の種類を理解して、適切な価格を把握するようにしましょう。
洗濯機の完全分解と部分分解とは
洗濯機の分解方法には「完全分解」をするか「部分分解」があります。
部分分解であれば、10,000円から15,000円程度で収まる場合もあります。完全分解の場合は、15,000円から17,000円程度まで見ておいた方が良いでしょう。
完全分解と部分分解の違いは、洗濯槽を完全に取り外すか、フレームだけを取り外すかの違いになります。洗浄力という観点でみると完全分解の方が汚れがきちんと落とせておすすめです。
完全分解の場合は、部品を完全に取り出して、高圧洗浄によってカビを根こそぎ落とすため、洗濯機に付着した汚れやカビをほぼ100%落とす事ができるのです。
部分分解は、フレームだけを外して、隙間から専用ブラシを入れて、回転させながら洗濯槽の汚れを落とす方法です。ここ最近では部分分解での掃除の技術も上がり、この方法でも100%といかないまでも80~90%の汚れを除去する事が可能です。
部分分解なら時間も料金も1/2程度に
確実に汚れを落としきりたい場合は完全分解が良いでしょう。
ただし、洗濯機の種類によっては、完全分解ができない場合もあります。
また、完全分解にくらべて、部分分解は時間も価格も1/2程度で収まるという特徴もあります。部分分解でも、通常洗濯機を利用する分には問題がない程度までは汚れを落とすことができます。
なので、相当神経質でない場合は、部分分解でも問題ないでしょう。
機種によって追加料金がかかる場合があります。
「東芝 ビートウォッシュ」「日立 白い約束」このどちらかの機種に関しては構造が複雑なため、追加料金が発生する業者があります。いずれも追加料金は3,000円~5,000円程度です。
事前にメーカーと機種を把握した上で、業者さんに追加料金がかかるかどうかを確認するようにしておきましょう。
この他にも、温風乾燥機能付きの洗濯機で、特に洗濯機の上部に乾燥機が連結されている構造の場合、洗濯槽を分解する際に一旦乾燥機を取り外す必要があるため、追加料金がかかる可能性があります。
いずれにしても、事前に機種や構造を業者さんにお伝えした上で見積もりをもらうようにしておけば、予想外の費用がかかるなどということもなく安心です。
洗濯機のクリーニングの方法と料金を知って清潔な状態を保とう
洗濯機は、普段身につける洋服を洗うものだからこそ清潔な状態を保ちたいですよね。本記事にあったように3年に1回はプロのクリーニングを行ない、自分でも定期的に掃除をする用にすることが大切です。
本記事を参考に、賢くハウスクリーニングを活用しながら、洗濯機を清潔に保つようにしてみて下さい。