あなたは、ハウスクリーニングと家事代行、同じものだと思っていませんか?
ハウスクリーニングと家事代行は「掃除サービス」という面では同じですが、利用目的や料金が異なります。
両者の違いをきちんと理解せず、利用目的に合わないサービスを選んでしまうと、掃除の仕上がりに満足いかないということにもつながりかねません。
本記事では、ハウスクリーニングと家事代行の違いや利用目的別の使い分けについて説明します。
ハウスクリーニングと家事代行の3つの違い
ハウスクリーニングと家事代行は、どちらも自宅に来てもらい掃除をしてもらうことですが、両者には違いが3つあります。
①:使う道具
ハウスクリーニングを依頼する場合、使う道具は高圧洗浄機や専門洗剤など、業者が用意するプロ専用の道具です。そのため、自力では落とすことができなかった汚れもしっかり落としてくれます。
一方、家事代行を依頼する場合、使う道具は基本的に、依頼者の家にあるものになります。
自力で掃除するときと同じ道具を使うため、細かさに差はありますが、仕上がりが大きく異なるわけではありません。
エアコンの掃除やクロスの掃除など、自力では掃除が難しい場所はプロの力に頼ってハウスクリーニングに、手は届くが時間がないため、代わりに掃除してもらいたい場合は家事代行に依頼すると良いでしょう。
②:仕上がりのクオリティ
先述したとおり、ハウスクリーニングは家事代行と異なり、教育を受けた人がプロ用の掃除道具を使用するため、仕上がりのクオリティは家事代行よりもハウスクリーニングの方が高いです。
例えば、マンションにお住まいの方で、退去前に原状回復義務があり、部屋全体をクリーニングする場合は、後にトラブルを起こさないためにも、ハウスクリーニングを利用してしっかり掃除することをおすすめします。
一方、家事代行は、家にある掃除用具を使用するため、あくまで一般個人ができる家事の範囲内での掃除ですのでエアコンの掃除やクロスの掃除など専門性の高い行うことができません。
また家事代行は、人によってスキルやレベルが様々です。
依頼する側がどの範囲をどの程度きれいにしてほしいのか、要望を明確に細かく伝えないと、後で不満につながることも少なくないため、事前の打ち合わせが大切になります。
例えば、仕事が忙しくて掃除ができず家の中が散らかってしまっている場合は、家の中全体をきれいにしてくれる家事代行をおすすめします。
家事代行を定期的に依頼することで、部屋をきれいに保つことができます。
③:料金形態
ハウスクリーニングと家事代行では料金形態が異なります。
例えば、水回り2箇所の掃除の場合、部屋の大きさや、汚れの程度にもよりますが、ハウスクリーニングでは2〜3万円、家事代行サービスだと7,500円程度です。
(※1時間2,500円でのサービス提供で、3時間の掃除をした場合)
では、ハウスクリーニングと家事代行ではどのように料金設定をしているのか詳しく見ていきましょう。
ハウスクリーニングは成果主義制
ハウスクリーニングでは、依頼された場所がきれいになるまで掃除してくれます。
掃除メニューが用意されており、はじめに掃除してもらいたい場所を指定して、その掃除に必要な料金が発生するというシステムがほとんどです。
例えば、クリーニングを依頼して、時間内に終わらなかったから延長ということはなく、掃除が完了したら終了となるため、想定時間よりも長いことも短いこともあります。
その分料金が高めであるため、年に1.2回大掃除のタイミングはもちろんのこと、エアコンを使う前やエアコンから出る風の匂いが気になる夏場などにプロに依頼することをおすすめします。
家事代行は時給制
家事代行は、時間で契約します。
はじめに依頼者と打ち合わせをして、希望内容を確定させてから、決められた時間の中で掃除をしてくれます。
家事代行の特徴は、1時間2,500円ほどで、希望する内容の掃除を毎回同じように行ってくれるということです。
ハウスクリーニングに比べて比較的料金が安いため、2週間に1回、または、1週間に1回など頻繁に利用する方が多い傾向にあります。
また、家事代行は、世間一般的な家庭の掃除を行うため、専門性はハウスクリーニングよりも劣りますが、広い範囲をざっと掃除したい場合は、家事代行がおすすめです。
ハウスクリーニングと家事代行を使い分けて家をきれいにしよう
ハウスクリーニングと家事代行の違いはお分かりいただけたでしょうか。
自力で掃除できない場所は、ハウスクリーニング、普段の掃除を手伝ってほしいのなら掃除代行など、利用目的に応じて使い分けることで家をきれいに保つことができます。
両者の違いを理解し、家をどのくらいきれいにしたいか、要望を明確にした上でハウスクリーニングと家事代行、どちらに依頼するか検討しましょう。