入居当時は真っ白でキレイだったクロスも、時間が経つにつれていつの間にか汚れが目立ってくることはよくあると思います。
クロスが汚れた時は貼り替えた方がいいのか、クリーニングで汚れを落とした方がいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな悩みを持つ方のために、クロスクリーニングとクロス貼り替えの比較をしていきます。
料金相場はどのくらい?
クロスクリーニングの料金相場
クロスクリーニングの料金を大きく左右させるのは、クロスの広さと場所になります。
料金相場は「1㎡あたり480円~800円」でクリーニングすることが可能です。
クロス貼り替えの料金相場
一方、クロス貼り替えの料金はクロスの種類・広さ・場所によって決まります。
料金相場は量産タイプのクロスで「1㎡あたり800円~1,000円」、一般クロスで「1,000円~1,500円」となっています。また、これに加え廃材費用が発生するケースが多く、トイレ、キッチンなどは別途で料金が掛かる業者が多くなっています。
自宅のクロスの種類や大きさを確認して料金を出してもらおう!
クリーニング、貼り替えどっちがいいの?
ここまでは、ざっくりと料金相場を説明してきました。
では、クリーニングと貼り替えはどちらが有効なのでしょうか。
価格を抑えたいならクリーニング
クロスの貼り替えとなると、6帖(40㎡まで)程度ではクロス廃棄料金等を含めると40,000円以上の費用が掛かります。
対してクリーニングの場合は、天井を含めても25,000円程度で実施することが可能です。
価格を抑えたいならクリーニングを依頼するのがおすすめです。
破れやキズの箇所が多い場合は貼り替え
クロスクリーニングにはクロスの状況により限界があります。
クロスに破れやキズが多くあり目立つ場合は、クリーニングでは対応出来ないことがほとんどです。この場合は、思い切ってクロスを貼り替えた方がいいでしょう。
クロスの状態を確認して、クリーニングや張替えか決めよう!
それぞれのメリットとデメリット
クロスクリーニングとクロス貼り替えのメリットとデメリットを比較していきましょう。
メリット | デメリット | |
クロスクリーニング | 安価 軽い汚れであればほとんどキレイになる 部屋全体でも即日完了 | 破れ、キズが多い場合は対応出来ない (限界がある) |
クロス張替え | 仕上がりがキレイ(新品) | コストと時間がかかる 廃材が出る |
いかがでしょうか。
クロスクリーニングでは、たばこのヤニ汚れや経年によるクロス汚れも十分に落とせますので、破れ、キズが目立たない限りはクリーニングをする方がメリットが多くなるかと思います。
一方、完成度で言うとやはりクロス貼り替えが一番です。
コストや時間はそれなりにかかりますが、確実にきれいに仕上げたい場合は、貼り替えた方がいいでしょう。
それぞれのメリット、デメリットをしっかりと検討した上で対処することをおすすめします。
コスト重視ならクリーニング、完成度重視なら張替え!
クロスクリーニングの事例と作業手順
次に、クロスクリーニングの事例と作業手順を見ていきましょう。
クロスクリーニングの事例
タバコのヤニ汚れ
室内でタバコを吸われる方にとっては避けて通れないヤニ汚れ。
いつの間にか壁中が黄ばんでしまい、拭いてもなかなか落ちずに困っている方も多いのではないでしょうか。
カビ汚れ
カビが発生したクロスは黒く汚れて、拭いても落ちないことが多いです。
カビの菌は根が奥深くまで入り込んでいくので、簡単には落ちないものです。
きれいに取り除きたい場合はプロにお任せしてしまいましょう。
落書き
お子様がいらっしゃる方は必ずといって起こってしまう壁への落書き。
こちらは除光液やクレンジングオイルを使用することで落とすことが出来ます。
どうしても落ちない場合や忙しくて時間が無い方はクリーニング業者へ依頼してしまった方が手っ取り早いです。
クロスクリーニングの手順
①養生
洗剤等が電子機器や家具にかからないよう、養生をします。
②ブラッシング洗浄
専用の洗剤を用いて、クロスを磨いていきます。
③補修
ブラッシングでは落ちない汚れや、キズ・破損などの細かい部分をチェックして補修していきます。
④完了
現在多くの住宅で使われているクロスは、水拭きを行っても耐えられる素材がほとんどです。
そのため普段から簡単にお手入れをすることは可能ですが、汚れを完全に落とすには専用の洗剤や道具が必要になります。
また、紙や漆喰、布などを素材とする壁の場合は水拭きはできません。
自分自身でクロスをお手入れすることは可能ではありますが、それなりの技術が必要になりますのでプロにお任せすることをおすすめします。
クロスクリーニングは、プロに依頼してきれいにしてもらおう!
最後に
今回はクロスクリーニングについて、クロス貼り替えとの違いやメリット・デメリットをご紹介してきました。
クロスの汚れや貼り替えでお困りの方は、汚れの程度をもう一度確認してから、クリーニングを依頼することをおすすめします。