ハウスクリーニング豆知識

ひと目で分かる!カーペットのクリーニングの料金相場と事例

フローリングを保護し、柔らかな肌触りで足元を暖かくしてくれるカーペットですが、長く使用していると目に見えない汚れがたまってきます。

あなたはカーペットをどれくらいの頻度で洗っていますか?

カーペットは大きくて重いため、洗うのがすごく面倒ですよね。

いざ洗おうと思っても、「どうやって洗えば良いのだろう」と思う方は少なくないと思います。

本記事では、カーペットの望ましい掃除頻度、業者に依頼するメリット、料金相場、そして業者のクリーニング方法について紹介していきます。

カーペットの望ましい掃除頻度は?

カーペットは、一見するときれいに見えても、皮脂や髪の毛などで汚れていたり、食べかすで汚くなっていたりします。

カーペットをなるべく清潔に保つためには、掃除機を1週間に2回かけることをおすすめします。
掃除機をかける前に、カーペットの角に溜まったホコリをブラシで掻き出したり、掃除機をかけた後に粘着ローラーをかけたりするときれいな状態を維持しやすくなります。

それに加え、半年に1回は業者に依頼してカーペットクリーニングをすることが望ましいです。

では、業者に依頼するとどんなメリットがあるのでしょうか。

カーペットクリーニングを業者に依頼する2つのメリット

業者に依頼してクリーニングすることは、自宅やコインランドリーで洗うよりもメリットがあります。

①しっかりと汚れを落とせる

現在のカーペットはウールまたは化学繊維で作られているものが大半です。
この素材は、保温性に優れ、足音を吸収し、宙を舞うホコリを吸収してくれる効果があります。
一方で、ホコリを吸収するという性質上、繊維間にホコリが入りやすく、ダニが繁殖しやすい環境になってしまいます。

そのため、自宅での掃除では、汚れをしっかり落としきることが難しいのです。

業者に依頼すれば、カーペット専用の道具を使用し、クリーニングしてくれます。
目に見えない汚れまでしっかり落としてくれることがメリットといえるでしょう。

②素材の風合いを損なわない

あなたは、自宅でカーペットを洗った後、「洗う前はふわふわだったのに、ごわごわしてしまった」という経験はありませんか?

カーペットの洗濯表示は、「全て×」、あるいは「ドライクリーニングのみ」、ということが少なくありません。
実は、これにはメーカーのある思いが込められています。

それは、「家庭での洗濯は失敗しやすいので、クリーニングに出してほしい」というものです。

カーペットについての正しい知識を持った業者であれば、素材の風合いを損なうことなく、汚れを落とすことができるからです。

カーペットクリーニングの料金相場

業者に依頼してクリーニングすると汚れをしっかり落とせるなどメリットがあることが分かりましたが、料金相場がどのくらいなのか気になるところだと思います。

カーペットクリーニングは、素材の種類別に値段が異なってきます。

それぞれの素材ごとの価格相場は以下の通りです。

・平織、フェルト、麻     ⇒ 1,500円/㎡
・レーヨン               ⇒1,800円/㎡
・ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン⇒2,100円/㎡
・ウール                ⇒2,300円/㎡
・ラグ                 ⇒1,800~2,100円/㎡
・高級絨毯               ⇒4,400~10,000円/㎡

ちなみに、自宅に来てクリーニングをしてもらう場合は、6畳サイズのウールや化学繊維のカーペットだと、出張費込みで2万~4万円程度が相場になります。

クリーニングを依頼するときは、自宅のカーペットの素材を確認して見積もりを出してもらいましょう。

業者によるカーペットクリーニングの方法

実際に業者に依頼するにあたり、どのような方法でクリーニングしてもらうかを決める必要があります。
実はカーペットクリーニングにはいくつかの方法があり、どの方法でクリーニングを依頼するのかを決めないといけないのです。

ここでは2つのクリーニング方法を紹介します。

①シャンプー式

頑固な汚れが目立つときに用いられるのがシャンプークリーニングです。
日本ではこのクリーニング方法が最も採用されています。

液体シャンプーを使用し、ブラシを取り付けた専用のポリッシャーでブラシがけをし、そのあとリンサーで汚水を回収します。

このクリーニング方法は汚れを、洗剤と物理的にこすることで洗うため、高い洗浄力が期待できます。

その反面、繊細なカーペットには向いていないという特徴があります。
近年では、その問題を解決するため、ポリッシャーを回転型ではなく振動型にすることで、あまり生地を傷めずに繊維の奥の汚れまで取り除くことができるようになっています。

②ボンネット式

繊維でできた専用のパッドに洗剤を染み込ませ、パッドに汚れを吸収させる手法がボンネットクリーニングです。

事前に洗浄液を噴霧して汚れを浮かせておいたり、洗浄液を含ませておいたパッドをポリッシャーに取り付けて、カーペット表面を磨くように洗浄していきます。

洗浄液は、繊維に染み込まないよう、乾燥すると結晶化する性質のものが用いられ、最後は全体をバキュームして、乾燥した洗浄液ごと吸い取りお掃除完了です。

カーペットはクリーニングも利用してきれいに保とう

カーペットは、保温性に優れ、宙に舞うホコリも吸収してくれるという機能があり、生活環境を向上させてくれます。

しかしその反面、目に見えない汚れが溜まりやすく、掃除も一筋縄ではいきません。

自宅で定期的に掃除することも大切ですが、半年に1回は業者に頼んでクリーニングすることをおすすめします。